河北新報  2013年5月31日
元気発信「高校生カフェ」 来月8日、青森市内にオープン


 仕入れから調理、接客、売り上げ管理まで経営全般を高校生が担う「高校生カフェ ABC」が6月8日、青森市中心部にオープンする。若い世代の「起業」で街を盛り上げようと、地元学生団体が企画した。生徒らは「中心部を活気づける店にしたい」と張り切っている。

 市内の高校生や大学生らで組織する学生団体「あおもり学生プロジェクト クリエイト」の事業の一つ。カフェの準備は高校生7人ほどが進めていて、さらに参加者を募っていく。
 場所は、同市古川の旧映画館を改装して5月24日にオープンした多目的スペース「ブラックボックス」の1階。カウンターとテーブルで約15席の広さ。営業は来年3月までで、週末と祝日の午前11時~午後4時。メニューには本格コーヒーや青森産食材を使った米粉パン、長いもアイスなど約12種類の軽食、デザート類を並べる。
 開店を控え、生徒たちは準備に忙しい。5月18日には7人で市内のコーヒー専門店おおはし珈琲に出向き、店主の大橋史周さん(53)にコーヒーの入れ方を教わった。
 「蒸らす時間は長めに」「お湯を注ぐときは500円玉の円を描くように」。プロの指導を受け、青森南高3年の塩越阿沙さん(18)は「お湯を注ぐのは腕がつりそう。長時間続けられるようにしないと」と語った。
 売り上げは店舗賃料など必要経費に充て、生徒たちは無報酬で起業ノウハウを学ぶ。クリエイト地域サポーターの商店主らが、運営について相談を受けたときはアドバイスするが、あくまで主役は高校生だ。開店を手伝う大橋さんは「コーヒーはお店に出せるレベル。自信を持っていい」とエールを送る。
 クリエイトは起業家精神を養おうと、ことし3月、組織内に高校生カフェ事業部を新設し、準備を進めてきた。部長代理でもある塩越さんは「経営管理は難しそうだが、将来のために経験したい」と意欲を語る。
 クリエイト理事長で、活動のため休学中の青森南高出身、慶応大3年久保田圭祐さん(20)は「頑張る姿を多くの人に見てほしい」とPR。カフェで働く高校生の参加を呼び掛けている。
 連絡はクリエイト事務局に電子メールで。アドレスはoffice@aocre.com


大橋さん(中央)からコーヒーの入れ方を学ぶ生徒たち=青森市のおおはし珈琲

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